リアルな経理の仕事に資格は必要ない?
<こんな人向けの記事です>
経理に配属される方や経理で働くことに興味を持っている方はこんな悩みを持つと思います。
「どんな資格を取ったらいいの?」
「資格ばかり取っても意味ないって聞くけど、仕事にはどの程度活かされるのだろう?」
「リアルな話を聞きたい!」
結論から言うと、資格はなくても仕事はできます!
しかし、勉強して取っておくと本当に役立つ資格もあります。
その理由や資格を、リアルな経理として働く目線から話そうと思います。
<この記事を読むことでこうなります>
✔︎実際の経理の仕事にどのように資格が活かされるのかがわかる
✔︎とりあえず何の資格の勉強を始めればいいのかがわかる
簡単な私の自己紹介ですが、1部上場のメーカーで経理を約6年しています。
資格がなくても経理の仕事はできる!でも、本当に役立つ資格もある
実際の経理の仕事には、資格は必要ありません。
もちろん最低限の知識は必要ですし、仕事のレベルにもよります。
ただ、これから経理になると言う方には、以下の理由から資格がなくても大丈夫だと言えます。
・伝票の入力はシステムで行っており、仕訳は自動で起こる
・初めの方の仕事は業務改善がほとんど
・仕事をしながらわからない知識はググれば出てくる
とは言え、勉強して持っておいた方がいい資格があるのも事実です。
しかし勉強しだせばキリがないのが資格の悪いところ・・・
なので、実際の経理の仕事で本当に役立つ資格を3つ挙げていきます。
本当に役立つ資格3つ
✔︎日商簿記検定 3級・2級
経理にとってはマスト中のマストである簿記ですが、これは何の疑いもなく勉強した方がいいです。
簿記の知識が全ての土台になります。
3級が個人商店の簿記、2級が株式会社の簿記なので、思考停止して2級までとっておくことをオススメします。
②FP(ファイナンシャルプランナー)
これも勉強しておくと、会社のお金への理解が進みます。
資格を取る取らないにかかわらず一度は勉強しておいて損はないでしょう。
例えば、あなたが今日100万円をもらえる場合と、1年後に100万円をもらえる場合では、同じ100万円でも価値が明確に違います。
このことをFPの勉強を通して理論で知っていれば、
利息に対する考え方や、企業が設備などに投資する際の投資判断についても理解しやすくなるでしょう。
③ITパスポート
これも知識さえあえればOKですが、今の時代に経理として働く場合はITパスポートを合格できるレベルの知識は必須だと思います。
なぜなら、今の経理の仕事はシステムと切っても切れない関係にあるからです。
実際に私の今の仕事の割合は「システム導入・改修」が50%以上を占めています。
経理が仕事で気をつけるべき点は「正確にこなせるか」「速いか」「効率が良いか」「不正が起きないか」です。
これらのポイント抑えて仕事をするには、どう考えてもシステムを活用するしかありません。
ベンダーや情シスとやりとりしてシステム導入を進めるケースがほとんどですが、その際にこちらにもITの知識があった方が断然スピーディーに仕事が進みます。
また、日頃からいろんなITツールを試して使ってみる姿勢やマインドが大切になってきます。
仕事で成果を出すために必要な知識・資格なのか?
本当に役立つ資格ということで3つ紹介してきましたが、仕事内容によっては様々な知識やスキルが求められると思います。
あれもこれもと手を出して、結局なにも身につかなかった・・・ということがないように、「この資格は仕事で成果を出すために必要なものなのか?」という視点で考えることが大切です。
また、経理初心者が仕事でやるべきことについては下記の記事が参考になりますのでご覧ください。