ポジティブな感情は競争優位性を生み出す【ポジティブ心理学】

こんにちは。

今回からポジティブ心理学について発信していきます。

「ポジティブな気持ちでいることが大切なのはなんとなく分かるけど、何に役立つのかをはっきりとは知らない」

そんな方に役立つ内容です。

✔︎ポジティブ心理学の研究結果

✔︎今日からできる行動

これらを発信していこうと思います。

今回のテーマはこちらです。

ポジティブな感情は競争優位性を生み出す

え、どういうこと?

なんでポジティブな感情が競争優位につながるの?

そんな疑問に対して、研究結果をもとに解説していきます。

『拡張-形成理論』

ポジティブ心理学者のバーバラ・フレドリクソンさんという方がある実験結果をもとに『拡張-形成理論』(broaden-and-build theory)を提唱しました。

この理論は、ポジティブ感情が精神の働きを拡張し、利用できる資源や能力を形成するという考え方を指します。

つまり、どういうこと?

と思われるかと思いますが、この理論のことをネガティブ感情と比較して説明していきます。

ネガティブ感情は行動の選択肢を少なくしてしまう

ネガティブ感情、つまり恐怖やストレスというのは行動の選択肢を少なくします

これは、例えば山で熊に襲われた場合などの危険が迫った際に、とる行動の選択肢を「戦う」「逃げる」の2択にすること生存確率を上げようとする人間の本能です。

ポジティブ感情は行動の選択肢を増やし創造的にしてくれる

反対に、ポジティブ感情は思いつく選択肢を増やしてくれ、創造的にしてくれます

ポジティブ感情が行動や認知の幅を広げてくれるのです。

これが「拡張効果」と呼ばれています。

ちなみに、ポジティブ感情とは「私たちが前向きな態度、建設的な態度でいるときに持つ感情のこと」であり、

以下のような種類があります。

喜び・感謝・安らぎ・興味・希望・誇り・愉快・鼓舞・畏敬・愛

ポジティブ感情は私たちのリソースを増やす

ポジティブ感情を得ることにより、行動や認知の幅が広がるとどういったことが起こるでしょうか?

例えば、新しい知識やスキルを習得したり、人と建設的なコミュニケーションをとれたり、積極的に体を動かすことができたりします。

言い換えると、知的リソース、社会的リソース、身体的リソースが生み出されます。

これが「形成効果」と呼ばれます。

これまで説明した拡張効果形成効果こそが、自分の創造性や行動の選択肢を拡げ、様々なリソースを増やし、結果的に競争優位性につながると言われています。

(急に雑な論理の飛躍があるような気もしますが・・・笑)

ポジティブ感情とネガティブ感情は3:1がベスト

ポジティブ心理学では、ネガティブな感情が一切必要ないとは言われておらず、適切な割合があるそうです。

それが、ポジティブ:ネガティブが3:1の割合です。

厳密な割合についてはまだ議論が残っているようですが、

ネガティブな感情ばかりに囚われてしまっているのが良くないのは確かですね。

ポジティブ感情が増えることをしよう

なので、あまりにもネガティブなことばかり思い浮かぶ場合は

ポジティブな感情が増えるような行動をとることをオススメします。

じゃあどんなことをすればいいの?

と疑問が浮かぶと思いますが、

具体的には以下のような行動が効果的と言われています。

・休む

・散歩する

・親しい友人と話す

・好きなことに取り組む

・お気に入りの音楽を聴く

・美味しい料理を食べる

・身近な人に「ありがとう」という

・恵まれていると感じることを10個紙に書いてみる

個人的には、「恵まれていると感じること」「感謝を感じること」を紙にひたすら書き出してみるのがオススメです。

まとめ

なかなかいいアイデアが思いつかない、

視野が狭くなっている、

状況が前に進まない、

そんなときはポジティブ感情が不足しているかもしれません。

ポジティブ感情を意識して増やすことで、それが創造性や行動の選択肢を増やしてくれるでしょう。

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