こんにちは。
今回は『メンタルを鍛える方法』というテーマです。
<こんな人に役立つ内容です>
✔️落ち込みやすい方
✔️比較的ストレスに弱い方
仕事でミスをしてしまったとき、大事な試合に負けたとき、失恋したとき、
一度落ち込んでしまうと前向きな気持ちになれない・・・
やっぱり自分はメンタルが弱い人間なんだ・・・
そう思ってしまい、なかなか立ち直れないことが人生では何度もありますよね。
しかし、
困難に遭遇したり落ち込んだりしても、すぐに立ち直る人もいます。
これは生まれ持ったメンタルの強さの違いなのでしょうか?
もちろん性格や生まれ育った環境によるものはありますが、
実は誰でもこのメンタルを鍛えて、立ち直る力を手に入れることができるのです。
なお、今回の記事は下記の書籍⬇︎を参考にしています。
誰でもレジリエンスは鍛えられる

困難に遭遇し強いストレスを感じた時にすぐに立ち直る力、
自発的治癒力のことを「レジリエンス」と言います。
何か落ち込むことがあったときは目標から目を背けたりしがちです。
そんな落ち込んだ気持ちから抜け出し、前向きな気持ちに回復させる力がレジリエンスです。
そして、このレジリエンスは誰でも鍛えることができます。
もともとストレスに弱い、メンタルが弱いという人でもレジリエンスは高めることができるのです。
無駄に落ち込まない方法

欧州のポジティブ心理学者であるイローナ・ボニウェルが開発した「SPARKレジリエンス・プログラム」というものがあります。
SPARKレジリエンス・プログラム
・Situation 出来事そのもの
・Perception 出来事に対する捉え方
・Auto Pilot 自動的に生じてくる感情
・Reaction 反応・行動
・Knowledge 捉え方のパターンとそれに伴う感情・行動についての学び
これをざっくり簡単にまとめると「無駄に落ち込まないための方法」になります。
何かが起こった時に、「出来事」と「感情」と「行動」を分けて認識しましょう、というものです。
具体的には、
①起きたこと、事実だけに目を向ける
②起きたこと、事実に感情をいれずに受け止めて解釈する
③自分の中でどんな感情が自動的に生まれてきたかを把握する
④自分の捉え方がどんな行動に影響するかを理解する
⑤この一連の中で何を学んだかを理解する
特に③において、自分が日頃からどのように物事を捉える傾向があるか、を認識することが大切です。
受け止め方の癖ですね。
この捉え方のパターンについて、「心に潜む七種類の思い込みオウム」というものが紹介されています。
<心に潜む七種類の思い込みオウム>
・批判オウム:他人を批判しがち
・正義オウム:何が公平で正しいかを気にしがち
・諦めオウム:自分には無理だと諦めがち
・負けオウム:自分を周囲と比較し落ち込みがち
・心配オウム:悲観的で心配しがち
・謝りオウム:自分のせいだと考えがち
・無関心オウム:自分には関係ないと考えがち
ああ、これは自分に当てはまるなあ、、、 と思うものはありましたか?
自分の受け止め方の癖を知ることで、どんな感情を生みやすいか、どんな行動をとりがちか、を客観的に認識することができます。
すると自分の考え方が柔軟になっていき、無駄に落ち込まなくなるのです。
心の筋トレをしましょう

また、ボニウェルは「これを鍛えればレジリエンスは高まる」という「レジリエンス・マッスル」というものを4つ紹介しています。
✔️I can(私は〇〇できる)
✔️I have(私には友人・知人がいる)
✔️I like(私は〇〇が好きだ)
✔️I am(私は〇〇である)
この4つのレジリエンス・マッスルの具体的な鍛え方を解説していきましょう。
✔️I can(私は〇〇できる)
過去にどんなことを乗り越えてきたのか、どのように乗り越えてきたのかを思い出してみましょう。
自分はこれだけのことを乗り越えてきたんだと知ることで自己効力感が高まります。
目に見えるように紙に書き出すといいです。
✔️I have(私には友人・知人がいる)
自分の友人や知人、過去にお世話になった人の名前を書き出してみましょう。
自分はこんな多くの人に助けてもらったんだと知ることで、落ち込んで一人で悩んでしまうことを避けることができます。
✔️I like(私は〇〇が好きだ)
自分の大切な人や、楽しかったことを考えましょう。
写真を見るのもいいですね。
ワクワクする気持ちや楽しみな気持ちに目を向けて注目することで幸福度が上がります。
日頃からちょっとしたワクワクをキャッチできるようにしてみましょう。
街中で「いいな」と思うものを見つけたら写真を撮り、SNSにシェアするのもいいかもしれません。
✔️I am(私は〇〇である)
自分の得意なことや強みを考えてみましょう。
いろいろな自分の強みを発見することで、自分らしさを感じることができます。
なかなか自分の強みがわからない・・・という人は、有名な「ストレングスファインダー」などのツールを使ってみるのがオススメです⬇︎
まとめ

落ち込んでしまってなかなか立ち直れない
そんな自分から、
すぐに立ち直り前向きに行動できる
そうなりたいと思った方は、レジリエンスを鍛える方法を実践してみてはいかがでしょうか。