職場の人間関係に投資すべき理由

こんにちは。

今回は『職場の人間関係に投資すべき理由』というテーマです。

<こんな人に役立つ内容です>

✔️会社やチームなど組織に所属している人

✔️チームを率いているリーダーの方

 

組織に所属して働いている方は多いと思いますが、

日々の仕事の中でこんな悩みを持つこともありますよね。

どうすれば前向きな気持ちで仕事ができるのだろう

成果を出せるような職場にどうやったらなれるのか

私もこれまで会社で働いておりチームを率いた経験もありますが、

どうすれば成果を出せる環境を作れるのかと悩んでいました。

 

結論としては、

職場の人間関係に投資する

これが、前向きな気持ちで働き、成果が出る職場を作るための方法です。

この内容をいくつかの研究結果とともに紹介していきます。

良い社会的つながりを持つ社員はストレスに強い

多くの仕事が立て込んでしまっているとき、

大事なプレゼンを控えて大きなプレッシャーを感じているとき、

「余計な仕事を振られたくない」

「話しかけられて時間を奪われたくない」

と思って自分の殻に閉じこもってしまう・・・

こんなことは働いているとしばしばあると思います。

私も仕事柄、決算の時期は殺気立ってピリピリしており

「誰も話しかけてくるな」

というオーラを出してしまうことがあります・・・

しかし、これを日常的にやりすぎると良くありません。

なぜなら、同僚や仕事仲間とのつながりは

高いパフォーマンスを出すためにも非常に大切だからです。

良好な社会的つながりができると、喜びを生じさせるオキシトシンが分泌され、

不安を鎮めて集中力を増大させてくれる効果があります。

健康や寿命にもいい効果を与え、何か困難なことがあってもストレスを感じにくくなると言われています。

 

反対に、職場での悪い関係性は体にも悪影響を与えます。

ある研究によると、上司と関係が悪いというのは、毎日揚げ物を食べ続けるのと同じくらい体に悪いと言われています。

また、ギャラップ社の調査によると、アメリカでは上司と部下の関係がうまくいかないことによる部下の生産性の損失が年間3600億ドルにのぼると推定されています。

こう考えると職場の人間関係への投資はとても重要なものであると理解できますよね。

職場に存在するグループ感情傾向

みなさんは、こんなことを経験したことはありませんか?

・針で体を刺されている映像を見ると、自分も同じように刺されているような感覚になる

・(男性なら良くあると思いますが)股間を強打した人を見ると、自分もなんだか「ギュンっ・・・!」となる

 

これは、ミラーニューロンという脳細胞の存在が原因です。

相手と同じ箇所の自分のニューロンが反応しているのです。

 

これと同じ現象は感情においても起こります。

人は相手の気分や表情に合わせた行動を取るものです。

明るい人といるときは自然と明るくなるし、なんだかせっかちな人といると自分もそわそわしてきますよね。

人が集まった職場においても、グループ感情傾向が生まれます。

同じ会社の同じフロアでも、明るく活気のある島もあれば、ピリピリとした空気で仕事をしている島もある、というのはあるあるだと思います。

このグループ感情傾向をポジティブなものにすることができれば、

良好なつながりを生み、困難も乗り越えることができる職場になれます。

リーダーには「つながり」に関するスキルが必要

エグゼクティブ開発のIED(the Institute of Executive Development)によると、

今日のリーダーが力をうまく発揮できない原因は

「関係性の構築」「協調性」「影響力」など、

「つながり」に関するスキル欠如であるようです。

 

・メンバー同士が建設的な意見を出し合える組織をつくる

・部門間を越えた協力体制を築き、課題解決を図る

・メンバーの強みや得意分野を引き出し伸ばす

これらを可能にするためには、

職場に良好なつながりを生み出しておく必要があるのです。

職場の人間関係に投資するには

ここまで、職場のつながりやグループ感情傾向が重要であるということを話してきました。

では、具体的にどのような行動を取れば良いのでしょうか。

簡単にできる方法をご紹介します。

 

✔️用件以外でも声をかける

仕事の話だけでなく、「おはよう」「お疲れさま」といった挨拶や、「今日は暑いね」「体調はどう?」のように日頃から声をかけましょう。

「あなたのことを気にかけています」というサインを送るだけでその職場の安心感が高まります。

✔️雑談できる工夫をする

職場のメンバー同士が雑談しやすい環境を作りましょう。リモートワークの環境下であっても、「10分座談会」のような名目でビデオ会議を設定することもオススメです。

✔️感謝を伝え合う場をつくる

日頃から心の中では思っていても、職場のメンバーには感謝を伝えづらいものです。

なので、わざわざ感謝を伝えるためだけのチャットルームを作って伝えあってみるのもいいでしょう。

今なら感謝を伝えるためのツールや社内SNSを導入している会社も多いですよね。

まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

前向きな気持ちで仕事ができる職場にしたい

成果の出せる職場にしたい

そんなときは、職場の人間関係を良くするための工夫にまずは取り組んでみましょう。

部下や後輩を育てるためのコミュニケーションについては

下記の記事が参考になります!

よろしければぜひご覧ください⬇︎

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